日記10/15(社会運動フォビア)

・前日から呉樹直己が泊まりに来ている。私の引っ越しに際して使いかけの調味料をすべて引き取ってくれると申し出てくれたからだ。あまりにもありがたすぎる。持っていくの面倒すぎる……と思っていた醤油やオリーブオイルなどの品々をすべて呉樹は回収してくれて、その上読み終えた文芸誌なども数冊持っていってくれた。おかげで片付けが楽になりました。呉樹ありがとう。

・ただ呉樹直己、ワクチン打ち立ての状態でうちに来た。無謀である。案の定我が家で副反応が出ていた。普通に熱が出てしんどそうにしていたので、早めに駅まで荷物を持って送っていくことにした。幸い節々の痛みなどはないとのこと。大丈夫だといいのだけど。

・夕方父が来て家具のいくつかを引き取ってくれた。我が家に親族を入れたのはこれが初めてである。まだ引き取りたい家具があるらしいのでのちほど引き取り業者に連絡を入れることにする。

国葬反対とか辺野古の座り込みとかの話題を経て、社会運動ってこんなに嫌われているんだなあとつくづく思い知らされている。知っていたことではあるけど昔よりもっと社会運動フォビアは強まっているような気がしてならない。これまで私はさんざんマッチョ左翼の行動偏重主義を批判してきたけど、それってマッチョ左翼だけではなくて社会全体がそうなのだとふと気付いた。社会運動のカジュアル化を懸念する、とか、純粋で高潔な目標がなくてはならないとか、本当にくだらない。社会運動にはどこからでも参加できるし「しっかりした動機」などなくてもよいのだと、改めて言いたい。準備なんか終わるの待ってたら一生終わらないんだから、とりあえず黙るのをやめようぜ。